蛍光分光計 制御 データ収集解析ソフトウェア EasyTau 2

EasyTau 2 蛍光分光計制御 データ収集と解析ソフトウェア

EasyTau 2 データ収集・解析及び蛍光分光計制御ソフトウェアの特長

easytau2 PicoQuant

  • FluoTime 300およびFluoTime 250分光計のハードウェア制御、
    データ収集、解析のための統合ソリューション

  • ユーザーの要求に応じた3つの操作モードを装備
  • 自動化のための強力なスクリプト言語(ローカルまたはリモート)を装備
  • 堅牢なエラー解析による定常状態および
    大局的減衰解析が可能

  • ヒストグラムモードでのTCSPC機器用の
    フィッティングソフトウェアとして使用可能

新しくリリースされた最新のEasyTau 2.3は、FluoTime分光計の光源としてPrimaTaiko PDL M1をサポートしています。
 

Analyzing luminescence decays with EasyTau 2-20240927
EasyTau 2ソフトウェアは、FluoTime 300およびFluoTime 250スから得られた蛍光スペクトルと寿命減衰を取得し、解析するための直感的で強力なソフトウェアです。また、ASCIIファイルやphuファイルをインポートすることで、PicoQuant TCSPC電子機器を使用した自作セットアップの単なる解析アドオンソフトウェアとしても使用できます。EasyTau 2は使いやすいアルゴリズムと効率的なデータ管理、データの依存関係が一目でわかるツリー構造を兼ね備えています。
 
また、このソフトウェアには強力なレポート作成機能が備わっており、プレゼンテーション用のプロットや表をPDFファイルやHTMLファイルとして作成することができます。

 
 

EasyTau 2ソフトウェアで可能な測定

TRES analysis easytau 2FluoTimeと単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を使用して、以下のような幅広い測定と分析を行うことができます。
 

  • 定常発光および励起スペクトル
  • 蛍光および燐光寿命減衰
  • 時間分解フォトルミネッセンス(TRPL)
  • 蛍光異方性
  • 絶対量子収率
  • 時間分解発光スペクトル (TRES)
  • 励起発光マトリックス(EEM)

Easy Tau 2 操作モード

Anisotropy measurements with the FluoTime 300 20240927
EasyTau 2ソフトウェアの独自の強力な特徴は、ユーザーが作業ルーチンや要件に応じてPicoQuant蛍光分光計、FluoTime 300とFluoTime 250を使用できるようにする3つの操作モードです。
 
ウィザードモードでは、ステップ・バイ・ステップでユーザーを支援し、すべての最適化ステップをガイドし、初心者でもさまざまな複雑な測定を簡単に実行することができます。
 
カスタマイズモードでは、装置パラメータを完全に制御することができます。測定条件を正確に調整したい上級ユーザーに最適なモードです。
 
スクリプトモードは、特に複雑なアプリケーションに有用な測定ルーチンの自動化を可能にします。さらに、EasyTau 2はスクリプトのリモート実行のためのインターフェースを提供し、ロボットオートサンプラーのようなサードパーティのアクセサリーに自動化を拡張することができます。

多彩な減衰解析

Bootstrap error analysis easytau2 20240927
EasyTau 2は、テイルフィッティング(tail fitting)と数的再コンボリューション(numerical reconvolution)の両方をサポートしています。後者は機器応答関数(IRF)を考慮したものです。減衰データは、指数減衰(5次まで)やガウス、ローレンツ、ストレッチ指数などの分布モデルを含む様々なモデルでフィットさせることができます。すべてのモデルは、グローバルモードとバッチモードの両方のフィッティングをサポートしています。

最新ソフトウェアバージョン Easy Tau 2.3

最新バージョンでは、FluoTime分光計の励起光源としてPicoHarp 330PrimaTaiko PDL M1をサポートし、実行時に異なるレーザードライバーを切り替えられるようになりました。また、測定と解析のスクリプトも全般的に改良されています。注意:ソフトウェアはUSBドングルで保護されており、USBドングルがないと動作しません。EasyTauバージョン1.xやFluoFitを最新版にアップデートしたい場合はPicoQuant社にご連絡ください。
EasyTau 2.3 ダウンロード

時間分解蛍光に関するコース


PicoQuant 社では毎年「時間分解蛍光分光法の原理と応用」コースを開催しています。このコースは蛍光分光法の原理とライフサイエンスへの応用について深く学びたい方を対象としています。このコースは、ボルチモアの蛍光分光センター(CFS)のJ.R.Lakowicz教授の協力を得て開催され、講義のほか、装置やソフトウェアの実習で構成されています。

仕様

内蔵ウィザード励起・発光スペクトル、時間分解励起・発光スペクトル、異方性励起・発光スペクトル、強度時間トレーススキャン、温度マッピング発光スペクトル、励起・発光マッピング、量子収率、燐光減衰、蛍光減衰、時間分解異方性、時間分解減衰、時間分解発光スキャン
動作モード
      

  • ウィザード・モード:ステップ・バイ・ステップのアシスト
  • カスタマイズモード:装置パラメータの完全制御
  • スクリプトモード:測定ルーチンの自動化
基本的なデータ処理演算(加算、減算、乗算、除算)、微分、積分、正規化、平滑化、最大、最小、FWHMなど
フィッティングモジュール
指数減衰モデル最大5次
寿命分布ガウシアン, ローレンツ, 拡張指数 (最大5ピーク)
異方性最大3次の指数関数的減衰モデル、異方性減衰のテールフィットおよび異方性リコンボリューション
減衰パラメータ振幅、寿命、分布幅、バックグラウンド
異方性パラメーターGファクター, 振幅, バックグラウンド
リコンボリューション(再畳み込み)パラメーターバックグラウンド, タイムシフト, 散乱光寄与, パルス繰り返し率
アルゴリズム
非線形最小二乗フィッティング / MLEマーコートレーベンバーグ, モンテカルロ, 手動によるパラメータ変更
有限IRFの補正インタラクティブ・リコンボリューション(双方向での再畳み込み)
エラーテスト / 評価χ2, 重み付き残差の分布と自己相関
エラー分析ブートスラップ
グローバル分析 / バッチモードフィッティングすべてのフィッティングモデルで、データセットの数はメモリのみに制限されています。
ユーザーインターフェイス
グラフィカルユーザーインターフェイスWindows ベース GUI
ディスプレイ線形または対数スケール、ズーム可能
データインポートASCII ファイル または Windows クリップボードから (HydraHarp 400, PicoHarp 300, TimeHarp 260,MultiHarp 150, NanoHarp 250)
データ形式
チャンネル数制限なし
チャンネル幅制限なし
対応デバイスFluoTime 250 とFluoTime 300 の分光計, HydraHarp 400, PicoHarp 300, TimeHarp 260, MultiHarp 150, NanoHarp 250 (バイナリ または クリップボード) 及び ASCII
動作環境
コンピュータCPU:最小 2 GHz,
RAM:最小 2 GB
ディスプレイ1024 × 768 以上
OSWindows 8.1 または 10
保護モジュールUSB

ここに掲載されているすべての情報は、私どもの知る限りにおいて信頼できるものです。しかし、不正確な記述や記載漏れがあっても、その責任は負いかねますのでご了承ください。仕様および外観は予告なく変更されることがあります。

アプリケーション

  • 時間分解蛍光
  • 一重項酸素
  • 時間分解フォトルミネッセンス(TRPL)
  • ランタニドアップコンバージョン
  • 蛍光異方性(偏光)

データシート関連

EasyTau 2 データシート

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