AO Qスイッチ(音響光学Qスイッチ)

Isomet

音響光学デバイスによる短パルスレーザー発振用Qスイッチデバイス。様々な結晶素材で多様なアプリケーションに対応

音響光学デバイスによる短パルスレーザー発振用Qスイッチデバイス
  • 空冷(10Wまで)または水冷(60Wまで)
  • 最大ダメージ閾値 500 MW/cm2
  • 様々な結晶素材で多様なアプリケーションに対応

Qスイッチは、非常に高いピークパワーと短パルスを生成する内部共振器デバイスです。通常これらは0次光を用いる損失変調です。Qスイッチの目的は、0次光からできるだけ大きなパワーを共振器から回折して、キャビティーのロスを増大させ、レーザー発振を焼失させることにあります。QスイッチのRFドライブが一時的に停止されると、レーザー内に構築された光パワーは短パルスとして放射されます。この過程が 100KHz を超えるレートで繰り返されます。周波数と相互作用の長さに応じて、AO Qスイッチは、AOMのように回折ビームがシングルのブラッグ回折か、または複数の回折ビームを伴うラマン-ナス回折で動作します。

音響光学製品について

Isomet社のAO製品は全て、結晶素材の1面に圧電変換器が取り付けられています。RF駆動信号がこのトランスデューサーに印加されると、結晶内に音響進行波が発生します。光弾性効果により、音響列が屈折率に回折格子のスリット効果によく似た周期的変化をもたらします。実用的なAO製品は、入射レーザー光が高い割合で1次回折光に回折されるよう設計されており、これらデバイスはブラッグ領域内で作動します。

ブラッグセルやスコホニー変調器、大開口径デバイスなど特殊用途向けにも対応いたします。お問合せください。

*モデル番号をクリックするとPDFファイルをダウンロードします。(ISOMETサイト http://www.isomet.com/ 内です)

モデル 冷却方式 中心周波数(MHz) 標準A/R 結晶 有効開口(mm) 最大出力(W) 損傷閾値 (MW/cm2)
Q1420-T80L-1 伝導冷却 1um 80 TeO2 1 3 >200
Q1162-SFxxL-1 伝導冷却 1um 41/80 SF10 1 6 >300
M1377-aQ41L-1_2 伝導冷却 0.7-1um 41 Quartz 1.0 to 2.0 15 >500
M1377-aQ80L-1_2 伝導冷却 0.7-1um 80 Quartz 1.0 to 2.0 15 >500
Q1392-aQ80L-0.8 伝導冷却 0.64 – 0.72um 80 Quartz 0.8 3 >500
Q1405-aQ80L-0.7 伝導冷却 1um 80 Quartz 1 15 >500
Q1062-FSxxL-H 水冷 1um 24/ 27 Fused Silica 1.5 to 6.0 60 >500
Q1062-FSxxS-H 水冷 1um 24/ 27 F.Silica (Shear) 1.5 to 5.5 60 >500
Q1083-FSxxL-H 水冷 1um 24/ 27 / 41 Fused Silica 1.5 to 6.0 60 >500
Q1083-FSxxS-H 水冷 1um 24/ 27 / 41 F.Silica (Shear) 1.5 to 5.5 60 >500
Q1337-G13L-3 水冷 10.6um 13.56 Ge 3 50 >50

ドライバ

Isomet社では、音響光学Qスイッチ用に最適化した種々のドライバをご用意しています。
各デバイスのドライバ及びエレクトロニクスの選定・詳細については日本レーザーまでご相談ください。

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