2.8µm 高エネルギーナノ秒レーザー“Baobab”

高出力 MIR 中赤外ナノ秒レーザー。ピークパワー 250 kW, 平均出力 900mW。オールインワンで一体型のコンパクトな設計になっています。

概要
応用例
主な仕様

ナノ秒高エネルギー中赤外レーザー

Glucoloop社の高出力レーザーBaobabは、パルス幅が数ナノ秒のコンパクトなオールインワンの高エネルギー中赤外レーザーです。2800nm波長帯レーザーにより非金属・生体組織の加工や科学研究研究用途に最適です。紫外線レーザと同様の吸収率が得られるので、多層デバイスの加工に於いて隣接層に影響を与えずにアブレーション加工することが可能です。

Baobabの特長

組織のような水分含有量の高い素材の処理に最適
生化学アプリケーションにおいて、レーザー照射部以外の損傷を最小限に抑え、高効率で、実質的にレーザー痕を形成せずに単一セルスケールで組織の除去が可能
高いパルスエネルギーとピークパワーを実現
コンパクトかつオールインワン
ターンキー操作、365日24時間稼働対応
組込みが容易

非金属のレーザ加工
生体組織アブレーション
薄膜加工・半導体加工
ポリマー加工

仕様

光学仕様
中心波長	2820 ± 30 nm
パルス幅 a	< 2.5ns
パルスエネルギー	> 600 μJ
パルス繰り返し周波数b	< 1.5 kHz
ピークパワー	> 250 kW
平均出力	>900 mW
ビーム品質 M²	<5
偏光	ランダム
冷却・温度仕様
冷却方式	水冷式
ウォームアップ時間	< 10 min
動作温度	15 – 35 °C
保存温度	-20 – 55 °C
電気仕様
	24 VDC / 15 A または 90 – 264 VAC, 47 – 63 Hz
寸法・重量・機構
寸法	400 x 350 x 71 mm
重量	12㎏
	低応力3点スルーホール取り付け（上面からアクセス可能）

a) より長いパルスも対応可能です。b) 外部からのトリガーが可能です。