マルチモーダルイメージング マイクロフォトルミネッセンス アップグレード

PicoQuant

新商品

特定の領域や関心点の高分解能定常発光スペクトルと時間分解発光スペクトルの両方を取得することが可能。空間、スペクトル、寿命測定を一体化した時間分解マイクロフォトルミネッセンス分光のイメージング装置です。

 

      

  • 定義された関心領域からの定常および時間分解スペクトル
  • 多次元データセット:スペクトル、時間、空間情報
  • 顕微鏡と分光器の様々なカップリングオプション
  • 高いモジュール性と柔軟性
  • 卓越したスペクトル感度と時間感度
+PicoQuant スペクトルとdecayの画像 マルチモーダルイメージング
PicoQuant 社は時間分解分光機器と顕微鏡の専門メーカーです。両分野の専門知識を融合し、空間、スペクトル、寿命測定を一体化した時間分解マイクロフォトルミネッセンス分光用の装置をご提供しています。顕微鏡と分光器を組み合わせることで、特定のサンプル領域や関心点の高分解能定常発光スペクトルと時間分解発光スペクトルの両方を取得することが可能となります。これらの多次元データセットは、光起電力、LED、半導体など様々な分野の材料科学にとって有益で、貴重な新しい知見を提供します。特に、フォトルミネッセンスのスペクトル測定と寿命測定の組み合わせは、さまざまなタイプの材料やデバイスの局所的な光物理学的・電子学的特性を包括的に理解するために不可欠です。

発光の励起・発光スペクトルは、一方では様々な材料を分析するための基礎となるものです。また一方では、顕微鏡画像から、例えば材料中の構造欠陥に起因する発光特性の空間的変化を明らかにすることができます。さらには、発光寿命は物質の本質的な特性であり、物質の同定や局所環境の検知に利用できます。相関のあるデータセットから3種類の情報を組み合わせることで、 研究対象の材料の特性や挙動について新たな結論を導き出すことができます。
 

  • 太陽電池と光起電力
  • 有機発光ダイオード(LED)
  • 光触媒
  • ナノ粒子と2次元材料
  • アップコンバージョン材料

用途や要求に応じて、各種顕微鏡(FluoMic、MicroTime 100、MicroTime 200)を分光器(FluoTime 300、FluoTime 250)またはFlexWave波長選択ユニットと組み合わせることができます。

仕様比較表

FluoMicMicroTime 100MicroTime 200
顕微鏡本体直立型直立型倒立型
観察体積µm-指定サイズ (2 – 100 µm)共焦点共焦点
イメージング速度オプション スキャンアップグレード、 ピエゾスキャナーに依拠、 > 30 秒ピエゾスキャナーに依拠、 > 30 秒ピエゾスキャナーに依拠、 > 30 秒 または FLIMbee galvo スキャナ (FLIMbee 数fps*)
ソフトウェアデータ取得分析用 SymPhoTime 64
キャリア拡散アップグレードnoyesyes
FluoTime 250FluoTime 300FlexWave
検出器タイプPMA HybridPMA Hybrid, NIR PMTPMA Hybridd, SPAD
検出器数11-21-4
スペクトル範囲UV – VISUV – VIS – NIR400 – 1000 nm
スペクトル分解能シングルモノクロメータ 1 nmシングルモノクロメータ 1 nm、 ダブルモノクロメータ 0.1 nm以上1 nm
検出感度シングルモノクロメータによるロス 60 – 70 % (グレーティングとコーティングに依拠)ダブルモノクロメータによるロス 70 – 75 % (グレーティングとコーティングに依拠)透過 > 80 %
ソフトウェアEasyTau 2EasyTau 2SymPhoTime 64
データ 関心点での時間分解発光スペクトル 関心点での時間分解発光スペクトル関心点での時間分解発光スペクトル、 TRES イメージング、 波長依存アンチバンチング

* FLIMbeeはFluoTimeカップリングでのみ使用可能で、FlexWaveとの互換性はありません。

時間分解画像を取得する共焦点顕微鏡MicroTime 100とMicroTime 200は、画像ピクセルごとの定常発光スペクトルを取得するための分光器とEMCCDカメラ、または画像ピクセルごとの時間分解発光スペクトルを測定するための分光器とsFLIM検出器を装備することもできます。

研究課題やサンプルの種類によっては、いずれかの技術的な実装が他よりも適している場合もあります。

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