ハイブリッド光電子増倍管検出器 PMA Hybrid シリーズ
PMA Hybrid Series ハイブリット光電子管検出器アッセンブリ
PMAハイブリッドは、高速ハイブリッド光電子増倍管(浜松ホトニクス製R10467)をベースに、ペルチェクーラーでダークカウントレートを低減したコンパクトな単一光子感応型検出器です。2つの信号出力を備えています。1つはタイミングやカウントアプリケーション用の負の電圧パルス、もう1つはカウントレートに比例したアナログ正の電圧出力で、A/Dコンバーターなどに接続できます。 検出器アッセンブリには、高電圧電源、オーバロード保護機能付きプリアンプ、検出器のカウントレートが限界に達した場合の緊急停止機能などが搭載されています。
専用RFシールド付きハウジング
PMAハイブリッドは、ニッケルコーティングされたアルミニウムの筐体に収められており、高いレベルのRFシールドと他の機器からの干渉に対する保護を実現しています。内蔵のプリアンプは、時間相関単一光子計数(TCSPC)のようなタイミングに高感度が求められるアプリケーション用に特別に最適化されています。PMAハイブリッドの出力信号は、標準的な50ΩのSMAコネクターからアクセスできます。
スペクトル範囲( 220 nm ~ 890 nm)
数mmの広いアクティブエリア
PMAハイブリッドは、TimeHarp 260、PicoHarp 300、HydraHarp400などのすべてのPicoQuant TCSPC製品と直接インターフェースします。最大6mmの広いアクティブ領域により、検出器はFluoTime300などの分光計に接続できます。
また、C マウント アダプターを介して、非脱落検出 (NDD) セットアップのレーザー走査型顕微鏡に取り付けることもできます。 ディスキャンド検出モードや、共焦点時間分解顕微鏡 MicroTime 200 などの他のシステムへの統合も可能です。
仕様
電気的パラメーター | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
カソードタイプ | -6 | -7 | -40 | -40 mod | -42 | -50 |
波長範囲 | 220 nm -650 nm | 220 nm -850 nm | 300 nm -720 nm | 300 nm -720 nm | 300 nm -870 nm | 380 nm -890 nm |
ダークカウント (冷却後, typ値) | < 100 cps | < 200 cps | < 700 cps | < 4000 cps | < 500 cps | < 1000 cps |
トランジットタイムの広がり (FWHM, typ値) | < 50 ps | < 50 ps | < 120 ps | < 120 ps | < 130 ps | < 160 ps |
オーバーロードシャットダウン | 80 MHz (CW 励起,異なる条件でのより低い値) | |||||
単一電子応答幅(typ値) | 600 ps | |||||
パルス立上り/立下り時間 (typ値) | 400 ps | |||||
信号出力 (タイミング) | ||||||
コネクタ | SMA メス | |||||
インピーダンス | 50 Ω | |||||
極性 | 陰極 | |||||
信号出力 (アナログ) | ||||||
コネクタ | SMA メス | |||||
インピーダンス | > 1000 Ω | |||||
極性 | 陽極 | |||||
最大出力電圧 | +10 V (50 Mcpsまで対応) | |||||
増幅器の時定数 | 20 µs | |||||
電源 | ||||||
入力 | 12 V DC | |||||
最大消費電力 | 0.8 A | |||||
一般仕様 | ||||||
検出器エリア径 | 6 mm | 6 mm | 3 mm | 5 mm | 3 mm | 3 mm |
ハウジング (w × d × h) | 60 × 175.3 × 114.5 mm | |||||
光学アダプタ | C-マウント, FluoTime 300 分光計用搭載穴 |
典型的検出効率 vs 波長
ここに記載されているすべての情報は、私どもの知る限り信頼できるものです。 ただし、不正確または脱落の可能性については責任を負いません。 仕様および外観は予告なく変更される場合があります。
アプリケーション
- 時間分解蛍光 li>
- 蛍光寿命イメージング(FLIM) li>
- 燐光寿命イメージング(PLIM) li>
- 蛍光相関分光法(FCS) li>
- 蛍光寿命相関分光法(FLCS) li>
- フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET) li>
- 誘導放出抑制顕微鏡法(STED) li>
- 共焦点蛍光相関分光法(2fFCS) li>
- パルスインターリーブ励起(PIE) li>
- 時間分解フォトルミネッセンス(TRPL) li>
- TRPLイメージング li>
- ランタニドアップコンバージョン li>
- 束の純度 li>
- LIDAR / 測距 / SLR li>
- 拡散光学トモグラフィーとイメージング li>