TCSPC & 高分解能マルチチャンネルイベントタイマー HydraHarp 500
TCSPC & 高分解能マルチチャンネルイベントタイマー HydraHarp 500 とは
高分解能マルチチャンネルイベントタイマー TCSP HydraHarp 500の特長とメリット
HydraHarp500 の性能の詳細
卓越した時間分解能とタイミング精度
HydraHarp 500は1psのベース分解能、2ps RMS (シングルチャンネル)と3ps RMS (チャンネル間)のジッタ、そして< 680 psのデッドタイム)を実現した時間デジタルコンバータです。多くの最新の単一光子検出器の時間分解能と精度に妥協することなく、TCSPCのカウントレートの限界まで完全に利用することを可能にします。
柔軟なチャンネル構成と同期
HydraHarp 500は最大16個の同一検出チャンネルと同期チャンネルを装備しており、CFDとエッジトリガで4+1~8+1、またはエッジトリガのみで8+1~16+1のいずれかを入力と同期目的で選択でき、お客様のニーズに合わせて使用いただけます。
各入力チャンネルのタイミングオフセットを調整可能
HydraHarp 500は、入力チャンネルごとに65536のヒストグラムビンを提供し、1ビンあたり40億カウント(32ビット)以上を収集できます。各入力チャンネルには、1 psの分解能で±100 nsの範囲で調整可能なタイミングオフセット(遅延)が内蔵されています。この独自の機能により、さまざまな実験セットアップ用に特別に調整されたケーブル長やケーブルディレイが不要になります。
多機能オンボードイベントフィルタ
HydraHarp 500は、ユーザー定義可能なオンボードイベントフィルターを搭載しており、USBインターフェース経由で送信されるファイルサイズとデータ量を効率的に削減します。
外部FPGAボード用データインターフェース
複数の入力チャンネルでカウント・レートが高いアプリケーションでは、データの読み出し速度やコンピューターによるデータ処理速度が大きなボトルネックとなります。これは、コンピュータに送られるデータサイズを小さくすることで回避することが可能です。データの削減は、HydraHarp500のヒストグラムモードで行われ、コンピュータに送信されるTCSPCヒストグラムは、ハードウェア自体によって入力信号の到着時間から計算されます。