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時間タグ付け機器向け ユニバーサルデータ収集ソフトウェア UniHarp

PicoQuant

近日リリース‼ UniHarpはPicoQuant社の新しいソフトウェアで、全てのPicoQuantの時間タグ付け機器に対応した高性能かつフレキシブルで使い易いソフトウェアです。、高度な測定とリアルタイムデータ処理が可能。量子光学、フォトニクス、材料科学、ライフサイエンス分野の実験を容易でするソフトウェアです。

UniHarpとは

UniHarpはPicoQuant社の時間相関単光子計数(TCSPC)と時間タグ付けデバイスを使用する際に精度、柔軟性、操作の簡便性を実現するユニークな最先端のデータ取得用GUIです。汎用性と使いやすさを考慮して設計された UniHarp は、研究者が全てのハードウェアとソフトウェアのパラメータを完全に制御しながら、ヒストグラム、タイムトレース、アンフォールド、生データ、相関(FCSやg²など)といった高度な測定クラスを利用することを可能にします。本ソフトウェアは、HydraHarp 500、HydraHarp 400、PicoHarp 330、MultiHarp 150/160、TimeHarp 260(オプションのDLL付き)など、現行のPicoQuantタイムタギングデバイス全てと互換性があります。UniHarpはPicoQuant時間タグ付けデバイスのリアルタイムデータ取得、プロット、保存、ロード機能、直感的なパラメータ設定ツール、包括的なステータス監視機能を備えています。UniHarpを使用することで、量子光学、フォトニクス、材料科学、ライフサイエンスにおける最先端の実験がかつてないほど容易に行うことができます。
 
このソフトウェアのデータ取得機能はPicoQuantのTCSPCエレクトロニクスによる独自の時間タグ付けモードに基づいています。これらのモードでは各検出チャンネルの光子は測定開始からの絶対到着時間か最後のレーザーパルスとの時間差でタグ付けされます。この方式は光子のタイミング情報を保持し、単純なTCSPCヒストグラムから複雑な相関解析まで幅広いデータ解釈を可能にします。

UniHarpの特長とメリット

  • ワークフローを効率化する洗練された最新インターフェース
  • ヒストグラム、タイムトレース、相関、アンフォールド、生データなど、すべての高度な測定クラスをサポート
  • リアルタイムのデータ収集、可視化、柔軟なデータ保存をサポート
  • 複雑な実験設定を効率化する直感的なパラメータ設定ツール
  • デバイス性能の包括的なモニタリング
  • 複数のPicoQuantデバイスと互換性があり、PTU/PHUデータのインポート/エクスポートをサポート
  • グラフィカルなユーザーインターフェース WindowsベースのGUI
  • サポートするTCSPCモジュール HydraHarp 500、HydraHarp 400、PicoHarp 330、TimeHarp 260(オプションのDLLを使用)、MultiHarp 150/160
  • 対応チャンネル 1~64チャンネル
  • 測定クラス ヒストグラム、タイムトレース、相関(FCSまたはg²)、アンフォールド、RAW
  • 測定プレビュー TCSPCヒストグラム、タイムトレース、FCS
  • 表示 リニアまたは対数スケール、ズーム可能
  • エクスポート・データ・フォーマット PTU、PHU、ASCII(Windowsクリップボード経由も可能)
  • OS Win 10/11対応

ヒストグラム

光子到達時間のヒストグラムは、時間分解フォトルミネッセンス(TRPL)実験における励起状態の寿命など、時間的な動態を研究するのに不可欠です。UniHarpは正確なパラメータ調整が可能で、データ取得時にヒストグラムを可視化するため、減衰ダイナミクスの記録が容易に行えます。光子の到着時間をヒストグラム化することで、同期信号と光子の検出の間の相対的なタイミングをピコ秒レベルの分解能で捉えることができます。本技術は汎用性が高く、量子光学、量子暗号(QC)、飛行時間(TOF)、蛍光減衰、同時計数相関など様々な分野で利用されております。
PicoQuant_uniharp_screenshot_histogramm

タイムトレース

PicoQuant_uniharp_screenshot_time_trace

相関

PicoQuant_uniharp_screenshot_correlation

展開

PicoQuant_uniharp_screenshot_unfold

生データ

生データの取得は、未処理の光子データへの直接アクセスを可能にし、研究者がカスタム解析のパイプラインを開発することや 独自条件下でのデバイス性能を評価することを可能にします。UniHarpは生データのエクスポートとシームレスな管理を実現します。

更なる特長

  • オートチューン : 本機能には、検出された信号に基づいて測定モード設定を自動的に調整するボタンが含まれています。分析する信号の特性に合わせた正確なデータ収集を 確実に行うために、デバイス構成を最適化することで、セットアップ プロセスを簡素化することができます。
  • カーブメモリー:本機能は、過去に測定したデータのグラフをプロットウィンドウに表示したり、PCに保存されている履歴データを読み込んだりすることが可能です。記録データとライブデータをプロットウィンドウで直接比較できるため、ユーザーは経時変化やトレンドをより効果的に追跡することが可能になり、データパターンをより深く把握することができます。
  • スコアボード:スコアボードは、カウントレート、最大カウント数、位置、ピーク幅などの主要データを継続的に表示します。本機能は、装置のアライメント時など、離れたところからでもデータの読み取りやすさを確保したい場合に特に有効で、重要な測定値を一目で把握できるため、精密な調整や装置のセットアップに役立ちます。

UniHarpが対応する時間タグ付け機器

PicoQuant社の時間相関単一光子計数装置(TCSPC)と時間タグ付けデバイス用のデータ収集ソフトウェアUniHarpは、以下のような時間分解データ収集に基づく全てのアプリケーションで使用頂けます。
 
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