量子カスケードレーザー・コントローラ“SideKick”
Daylight Solutions社のパルス、CW&パルス、CW-MHF 中赤外レーザー用の多機能コントローラ。業界トップクラスのノイズ性能を達成。
Daylight Solutions社のパルス、CW&パルス、CW-MHF 中赤外レーザー用の多機能コントローラ。業界トップクラスのノイズ性能を達成。
- CW/パルス発振
- レーザーパワー、波長、温度をコントロール
- 31xxx/41xxx 波長可変&固定波長レーザーヘッド用
- カレントノイズを極限まで低減
- コンパクト
- パッシブ冷却
- GUI & SDK付き USB/Ethernet
- 実証済みHFQDTM回路搭載
- リモート診断&エラーメッセージ機能
- ファンノイズ無し
- 丈夫で便利なローカル/リモートコントロール
Daylight Solutions社の新しい量子カスケードレーザー・コントローラ SideKick は、優れた性能が実証されている Daylight Solutions 社製 TLC/FLC コントロールエレクトロニクスを元に開発された次世代設計のコントローラです。同社の多彩な外部共振型量子カスケードレーザー (ECqcL) システムの機能性とQCL波長選択をサポートします。コントローラの機能・性能の面で目覚ましい進歩を実現した SideKickは、全ての 31/41xxx パルス, CW&パルス, モードホップフリー・レーザーヘッド に使用できます。柔軟性に優れた高精度・高安定性なレーザーコントーロールが可能。実績ある高再現性量子カスケードドライブ (HFQD) 回路でチップを完璧に保護しながら、出力パワー、波長、温度、スキャン速度 (>5000 cm-1/s まで])、パルス幅 (1 μsまで)、繰返し周波数 (最高 3 MHz)、デューティ―サイクル (最高 30%) を制御できます。
S/N比はMWIRアプリケーションで最も重要な特性で、コントローラ性能こそがレーザー性能を左右します。これを踏まえ、SideKickの設計では低ノイズを追求、適切なレーザーヘッドに組合せた際のRINを極限まで低減しました。さらにコンパクトな外形とUSB/Ethernet接続でOEM組込みや研究室使用に最適です。付属のGUI 及びSDK により、エラーメッセージ機能付きの優れたローカル/リモート・コントロールが得られます。ユーザー・プログラムによるチューニング、スイープスキャン、ステップ-計測スキャン、マルチトリガモードも可能です。
- 基礎研究
- スタンドオフ検出
- ライフサイエンス
- 環境モニタリング
- OEMのシステム統合
製品仕様 ※1 | |
---|---|
発振モード | パルス, CW, CW モードホップフリー |
互換レーザーヘッド | 31xxx/41xxx シリーズ 波長可変&固定波長レーザーヘッド ※2 |
チューニングモード | 波長設定, 単方向/双方向スキャン, ステップ&計測, スキャン開始/停止※3 |
外部接続 | USB 2.0, Ethernet 10/100 |
コントロール接続 | GUI 及び SDK コマンドセット (付属) |
電流確度 | 要求電流値の 0.75% |
電流精度 | 1 mA |
パルス幅 ※3 | 40 ns to 1 μs ※3,4, 20 ns 刻み |
パルス繰返し周波数 ※3,4 | 0.1 kHz to 3 MHz |
最大デューティ―サイクル | 10% (オプション: 最高 30%, お問合せください) ※3,4 |
温度調整 | ±5℃, プログラム可能 |
スキャン速度※3 | >5000 cm-1/s (最大値), 0.5 cm-1/s (最小値)※3 |
トリガー | 内蔵クロック, 外部トリガー (外部パルス, 外部トリガー) |
トリガー入力 | TTL |
電流変調 | 不可 (レーザーヘッド直接変調) ※3 |
入力電力 | 90-264 VAC, 47-63 Hz 付属AC-DC 電源による (または <3 A, 22-30 VDC) |
冷却 | パッシブ空冷, ファン無し ※4 |
準拠規格 | CDRH, CE ※3 |
温度範囲 | 10-40℃ (使用時); -20-60℃ (保管時) |
湿度 | 0-80% RH, 結露無し |
寸法 | Sidekick: 7.3 x 5.2 x 1.4 ins (18.5 x 13.2 x 3.5 cm) 電源: 2.7 x 5.2 x 1.6 ins (6.9 x 13.2 x 4.1 cm) |
※1 仕様値は全て10分間ウォームアップ後の値です。予告無く変更になる場合がございます。
※2 11/21xxx レーザーヘッドには使用できません。専用 TLC/FLC コントローラをご利用ください。
※3 レーザーヘッドやゲインチップにより異なります。お問合せください。
※4 10% を超えるデューティ―サイクルや3MHzの繰り返し率で駆動する場合は適切な QCLチップが必要です。また、レーザーヘッドの追加冷却が必要になる場合がございます。お問合せください。
※5 標準的な RIN 最小値 -150 dBc/Hz (範囲 400 kHz ~ 1 MHz 内で、SideKick 駆動 TLH-41060-MHF レーザーヘッドを用いて測定)
※6 Windows® 7, 8.1 & 10 での GUI 互換。他のOSについてはお問合せください。
中赤外レーザー
モデル | 発振 | 選択可能波長 | チューニング幅 | スキャン速度 |
---|---|---|---|---|
H-Modelシリー ズ | CW or パルス | 4~11 μm | 波長固定 | N/A |
CW-MHFシリー ズ | CW, モードホップフリー | 4~11 μm | 30-100cm-1 | 30cm-1にて<3秒 |
Hedgehogシリ ーズ | CW & パルス | 3~13 μm | 400cm-1(最大値) | >5000 cm-1/s(最大値) |
MIRcat-QT | CW & パルス | 3~13 μm | 1000cm-1(最大値) | お問合せ |
Aries-2 | CW & パルス | 3~13 μm | 波長固定 | N/A |
中赤外ディテクタ
中赤外MCTディテクタ (応答周波数4~12 μm)