ラインスキャナ型 非接触温度計“MP150シリーズ”

Fluke Process Instruments

512ポイントでの測定が可能な温度計測用高精度ラインスキャナ

512ポイントでの測定が可能な温度計測用高精度ラインスキャナ
  • アナログ出力3点、デジタル出力1点、双方向デジタル通信インターフェース(RS485)を標準装備
  • 付属のソフトウェアでリアルタイムに温度データのフルカラー表示、分析、制御が可能
  • 毎秒150ラインの高速ラインスキャン
  • 高精度のデータ分析
  • 優れた耐環境性(IP65)
  • 豊富な機種ラインナップで、特殊用途にもすぐに対応

日本国内で多数の販売実績を積み重ねてきましたレイテック社製ラインスキャナーMP50の後継機、ラインスキャナーMP150です。
MP150シリーズは、幅広い用途に対応できる温度計測用高精度ラインスキャナ。MP50の2倍の512ポイントでの測定が可能です。アナログ出力3点、デジタル出力1点、双方向デジタル通信インターフェース(RS485)を標準で装備し、アプリケーション別に用意したソフトウェアとの組合せで、リアルタイムに温度データの表示、分析、制御が可能です。
 

豊富な機種ラインナップ

測定対象、測定温度範囲および光学特性のタイプによって、6機種を標準品でご用意。薄膜プラスチック、ガラス、金属など、個々の測定対象に応じた品質管理を、低コストで実現します。
例えばMP150シリーズのP3, P7は、薄膜プラスチックの温度測定用として、またG5はガラスの生産工程用として、優れた測温パフォーマンスを発揮。1Mは高温な金属の表面の温度計測に最適。45度、90度のスキャンニング角度により、測定対象物から離れた場所でも、安全で正確な測温が可能です。
 

1回のスキャンで1本センサ512本分の測温が実現

従来は、幅広の測定対象を測る場合、一本センサを3本程度横に並べ、表面温度の一部を測定することで、全体の温度分布を推定するという方法がとられてきま した。しかしこれでは温度分布を正確に把握することは困難です。ラインスキャナMP150ならこの問題を即座に解決。機体に内蔵されたミラーがモータで高 速回転し、対象物を幅方向に最大512ポイント/ライン(1秒間で最高150ラインで測温します。つまり512本のセンサを横一列に並べるのと同じ温度計測が、ラインスキャナ一台で実現できます。
 

IP65の高い信頼性

MP150シリーズは、頑強なダイカスト製ボディ。防水性に優れ、過酷な使用環境にも耐える構造です。エアパージと冷却ハウジングが内蔵され、180℃の環境温度でも、高い精度を維持できます。窓フィルムの凝結がなく、故障の原因となる粉塵の侵入もありません。
 

解析ソフトウェア

表示分析に分離な付属ソフトウェア

MP150には表示分析用ソフトウェアが付属しています。ラインをセクタごとに管理して、アラームやトリガ、出力などのパラメータを設定できます。
 

  • 複数セクタの設定機能で、各ヒータの温度を個別に判定
    シートの幅方向に複数のセクタを設定することにより、ダイのヒータ温度を個別に管理できます。セクタには、それぞれ名前、位置情報、平均値・最大値・最小 値表示などの信号処理を設定することができ、ダイの目詰まりやヒータの温度差を検知。安定したフィルムの生成を実現します。
  • アラームデータ自動保存機能
    セクタには温度値とリミットの設定が可能です。アラームがONになると、エラー発生時の日付(日・時間)・ホールド時間、その時検出された不良箇所のデータが自動保存されます。自動保存の対象データは、アラームONの瞬間から、500ライン先までの温度です。
  • 画面構成
    温度グラフと熱画像で構成されます。 温度データはテキスト保存したり、プリンタ出力が可能です。
    また、詳細を表示する場合は、熱画像データ上の問題箇所にカーソルをあわせれば、 その箇所の温度分布グラフが表示されます。

カスタム設定

  • スキャン速度、PC COMポート、ボーレート、言語の設定
  • 放射率、最小値・最大値、温度単位
  • 対象物からの距離、設置角度、熱画像イメージの表示サイズ、単位
  • 製品名、アラーム条件設定での画像データ保存時の、日付(日・時間)挿入、データファイルの保存パス
  • セクタ数の設定(幅と位置による)、各セクタの信号処理、アラーム条件の設定
  • COMポート、アドレス、チャンネル数(アナログ・デジタル出力のいずれの場合も可)、セクタの出力は対応するCOMポートの設定による

専用ソフトウェアも販売しております

MP50シリーズの大きな特長の1つが、機体と組合わせる専用ソフトウェアのバリエーションです。各種ソフトウェアと組合わせれば、それぞれの用途に最適 な画面構成で、温度データの表示・分析・制御ができます。各ソフトウェアは、測温データ、温度分布グラフ、温度分布カラーイメージが一画面に見やすく工夫 して配置されており、ズームアップ機能などを用いて、詳細データの確認ができる上、ソフトウェアはすべてWindowsNTベースで、操作性は抜群。しか も取り込んだデータをテキスト形式で保存でき、エクセルやワードなどで集計・分析することも容易です。
 
各種専用ソフトウェアをご利用いただけば、温度管理がより簡易・確実に行えます(別売品)
 

  • 双方向デジタル通信機能
  • エアパージ、冷却ハウジングを標準装備
  • 取り込んだデータはテキスト形式で保存可能
  • プラスチック・シート熱成型加工過程
  • 硝子曲げ加工工程
  • 製紙工程
  • 圧延工程など

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