測定・検査向けハイエンドカメラ“ImageIR”の応用例をご紹介します
主な応用分野
- 航空宇宙技術
- レーザー&溶接技術
- アセンブリ試験
- 産業一般
- 研究開発
- 医療
- 自動車産業、機械工学
- エレクトロニクス/マイクロエレクトロニクス
- ガラス、プラスチック、鉄
- 材料非破壊テスト(NDT)
- 接着技術における品質保証&ブローホール検出
- オブジェクト監視
スペクトルサーモグラフィ
スペクトルサーモグラフィでは、検査対象となる材料のスペクトル特性に合わせて、カメラの波長範囲を検討します。通常のスペクトルサーモグラフィには、中赤外(2~5μm)のモデルがお勧めです。ガラス、プラスチック、その他の気体のような技術的に重要な多くの材料が、この波長帯に特有の吸収帯をもつためです。
さらに最大5つのオプティクスを搭載できるモーター駆動フィルタホイールを用いれば、異なる複数のスペクトラルフィルターを光軸を変えずに使用できます。
内燃機関の燃料噴射
マッチ点火の様子
エアバッグの品質検査
マイクロサーモグラフィ
チップのマイクロサーモグラフィ
マイクロサーモグラフィは、わずか数μmの微細構造の分析に応用できる技術で、最高30cmの動作距離でも有効です。
1ピクセル当たり、対象の2μmまで可視化するようなさまざまな顕微鏡レンズを用いて、アセンブリいたします。
アクティブサーモグラフィ
ABSの動作表面の測定
ImageIR の高い温度感度、高速フレームレート、また検出読取りエレクトロニクスのスナップショットモードはといった特長は、瞬時トリガリングを可能にします。これにより非常に安定性の高い外部システムとの位相同期を構築でき、アクティブなロックインサーモグラフィを実現できます。
ソフトウェア IRBIS 3 active には、目的に応じて複数の分析ルーチンをご用意しています。アルゴリズムは、材料特性、測定しようとする欠損の形状・タイプによって選択します。
高速サーモグラフィ
高速回転体のホットスポット検出
ImageIR は、フルスクリーンでもサブウィンドウフォーマットでも、非常に高速のフレームレートで動作できますので、高速プロセスや動く物体の温度測定にも対応できます。ブレーキディスクのような高速回転体の測定では、最高 13kHzのライン周波数のラインスキャンモードが便利です。