偏光スタビライザ “POS-202 & POS-203”
入力された偏光のSOPの高速変動を安定化して出力。2ポートまたは3ポート。
- リセットフリー操作
- 外部フィードバックポート(POS-203)
- 操作パラメータ変更可能
- 低挿入損失
General Photonics社の POS-202 及び POS-203 偏光スタビライザは、高速の入力SOP変動に対する偏光状態 (SOP) の出力安定性を保ちます。5 ms 程度の入力偏光の不連続を補正し、また最大 32π/s までの連続的に入力されるSOP回転に対してリセットすることなくトラッキングします。偏光コントローラ、インライン偏光モニタ、専用アルゴリズムで構成されます。
POS-202 (製品写真下) には、シグナル入出力の2ポートがついています。出力SOPをリニアに安定化します。
POS-203 (製品写真上) のポートは、シグナル入出力と光フィードバックシグナル用の3ポートです。出力SOPが最大/最小になるよう光学/電気フィードバックシグナルに対して自動的に最適化します。ユーザーはステップサイズ、フィードバック遅延、有効化閾値、サーチアルゴリズム (最大値または最小値) を、フロントパネルで操作またはデジタルインタフェースでリモートコントロールできます。
- ファイバシステムの偏光の変動を除去
- 光アンプのノイズ値の抑制
- PDL効果の低減
- 偏光多重化チャンネルのデマルチプレクス
- 高出力レーザーアンプの出力SOPの安定化
モデル | POS-202 | POS-203 |
---|---|---|
波長範囲 ※1 | 校正済み波長 ± 50nm 標準 | |
校正波長 | 1550, 1310, 1060 nm | |
SOPリカバリ時間 | < 5 ms (代表値 1.5 ms) | |
SOP回転トラッキング速度 ※2 | 32 π/s, 無限トラッキング & リセット不要 | |
SOP精度 ※3 | < 0.1 dB (PM出力ファイバ) | |
再現性 | < 0.1 dB | |
挿入損失 | 0.8 dB (代表値), 1.2 dB (最大値) | 0.1 dB (固有値), < 0.5 dB (コネクタ付き) (POS-203 偏光コントローラ光路) |
戻り損失 | > 50 dB | |
アイソレーション | 20 dB (直交偏光) | |
最小光入力 | -30 dBm | -35 dBm |
最大光入力 ※4 | 20 dBm | 30 dBm (偏光コントローラ入力) 6 dBm (光フィードバック入力) |
使用温度範囲 | 0 to 50 ℃ | |
保管温度範囲 | -20℃ to 70℃ | |
フロントパネルディスプレイ | グラフィック OLED | |
電気フィードバック | BNCコネクタ, 受容アナログ電圧 0~4.5 V | |
電源 | 100~240 VAC, 50~60 Hz | |
接続インタフェース | USB, Ethernet, RS-232, GPIB | |
寸法 | 2U, 19インチラック幅, 14″ (L) x 8.5″ (W) x 3.5″ (H) |
※表中の仕様値は標準波長域 1310 nm 1550nm、温度 23±5°Cでの値です。
※1 PM出力付き標準バージョンの値。他の波長帯も提供可能です。波長、パワー、出力ファイバ種類が異なる場合、仕様が変わることがあります。
※2 POS-202で入力パワー >-25 dBm、または POS-203で光フィードバックシグナル >-35 dBm の場合。
※3 ポラライザ透過後にSOP変動で引き起こされる出力パワー変動。
※4 標準バージョン。よりハイパワーも提供可能です。
✕