可視光-中赤外 CW用 レーザー・スペクトラム・アナライザ(LSA) “771シリーズ”

Bristol Instruments

CWレーザー測定対応。波長精度 最高±0.0001nm。1台で波長測定&スペクトル分析が可能。可視光(VIS)から中赤外(MIR)領域まで (375nm to 12μm) の波長域をカバー。マイケルソン干渉計ベース。パルスレーザー(>50kHz)の測定が可能。

NEW!新波長域 1 – 2.6μm 771 NIR2

新波長域 1 – 2.6μm 771 NIR2登場

高分解能スペクトラムアナライザと高精度波長計の両性能を兼ね備えた771シリーズに新しい波長帯域NIR2が追加されました。測定波長域 1 – 2.6μm、アライメント済みの入力ファイバコネクタ付きです。
波長精度は+/- 0.2ppm(771A)と+/- 0.75ppm(771B)、光入力アダプタはFC/UPCまたはFC/APCからお選びいただけます。スペクトル分解能はいずれも最高2GHzです。(2021年9月)

 

  • 1台でスペアナと波長計の機能を提供
  • 高いスペクトル分解能: 2 GHz
  • 高い波長測定精度:±0.2ppm(モデルにより異なる)
  • 連続校正
  • 高い光除去比:> 40dB
  • 可視~中赤外(375 nm to 12 μm)
  • 高速スペクトル測定:2秒 (VIS, NIR) or 1秒 (IR, MIR)
  • CW, パルス両用
  • プリアライメント済みファイバ入力コネクタ付き(VIS, NIRバージョン)
  • フリースペース入力を補助するアライメントビーム出力(IR, MIRバージョン)
  • オンボード・デジタルシグナルプロセッサでレーザースペクトルを素早く生成
  • USB または Ethernetインタフェース:データの自動計算&PC転送
  • Windows ベースPC用ソフトウェア:測定パラメータ制御、スペクトル表示、種々のフォーマットでのデータレポート

 
ブリストル・インスツルメンツ社の771シリーズ スペクトラムアナライザは、実績の高いマイケルソン干渉計の技術と高速フーリエ変換解析を組み合わせた、高分解能スペアナと高精度波長計を兼ねる独自の装置です。CWと高繰り返しパルスレーザー (繰返し周波数 50kHz以上、パルス幅 50ns以上) の両方に適用できます。測定波長域は VIS 375~1100 nm / NIR 520~1700 nm / IR 1~5μm / MIR 1.5~12 μm の4バージョンがございます。スペクトル分解能 最高 2 GHz、波長精度 最高 ±0.2 ppm、光除去比 >40 dB です。最小光パワーは 3μW (S/N比 1dB相当)ですが、良好な除去比を得るため、より高い光パワーを入力してください。771シリーズはレーザーのスペクトル特性について最も詳細な情報を測定できます。測定ごとに内蔵の参照用He-Neレーザーで連続校正しますので、信頼性の高い結果が保証されます。
 
レーザー波長の表示単位は波長(nm)、波数(cm-1)、周波数(GHz)で、スペクトルはこれらに対する相関強度として、リニアスケール(μW)またはlogスケール(dB)で表示されます。便利なズーム及びスクロール機能で表示スペクトルを最適化できます。スペクトル測定ではアプリケーションに合わせて3つ(標準、高分解能、低分解能)の測定アルゴリズムを選択できます。低分解能アルゴリズムは広帯域レーザーの測定に好適です。
 
771シリーズには2つのモデルがあり、高精度モデル771Aは測定確度±2ppm(±0.0002nm @1000nm)、低価格モデル771Bは測定確度±0.75ppm(±0.0008nm @1000nm)です。

モデル771A771B
レーザータイプ ※1CW, QCW (繰返し周波数 > 10 MHz),
パルス (繰返し周波数 > 50 kHz, パルス幅 > 50 ns)
波長域 ※2VIS: 375 – 1100 nm
NIR: 520 – 1700 nm
NIR2: 1 – 2.6 μm
IR: 1 – 5 μm
MIR: 1 – 12 μm
波長精度 ※3,4,5,6± 0.2 ppm (±1ppm forλ>5μm)
± 0.0002 nm @ 1000 nm
± 0.002 cm-1 @ 10,000 cm-1
± 60 MHz @ 300,000 GHz
± 0.75 ppm (±1ppm forλ>5μm)
± 0.0008 nm @ 1000 nm
± 0.008 cm-1 @ 10,000 cm-1
± 225 MHz @ 300,000 GHz
スペクトル分解能 ※4,7,84 GHz (for VIS, NIR,NIR2, MIR)8 GHz (for IR)
校正内蔵の安定化単一周波数HeNeレーザーによる連続校正内蔵の標準HeNeレーザーによる連続校正
表示分解能9桁8桁
単位 ※9nm, μm, cm-1, GHz, THz
光除去比 ※4,10,11,12> 40 dB (> 30 dB for MIR)
最小入力パワー ※12,13,14VIS: 0.009 – 2.0 μW / NIR: 0.003 – 0.08 μW / NIR2: 0.07 – 0.27 μW/ IR: 0.005 – 0.22 μW / MIR: 0.005 – 2.5 μW
測定時間 ※152秒未満(測定範囲が狭い場合は1秒)
光入力 ※16VIS / NIR: プリアライメント FC/UPC or FC/APC 光ファイバコネクタ (9 μm コア径)
NIR2: プリアライメント FC/UPC or FC/APC 光ファイバコネクタ (11 μm コア径)
IR / MIR: コリメートビーム, 2-3 mm 開口径, 可視アライメントビーム出力付き
装置インタフェースUSB & Ethernetインタフェース, Bristol社製 WEBベース ディスプレイ・プログラム
カスタマイズ用コマンドライブラリ&LabVIEWプログラム
コンピューター要件※17PC(Windows 10)、1 GBの使用可能なRAM、USB 2.0(以降)のポート、モニター、ポインティングデバイス
ウォームアップ時間※1215分以上なし
温度,圧力,湿度※12+ 15°C〜+ 30°C(-10°C〜+ 70°Cの保管)| 500〜900 mm Hg | + 40°Cで相対湿度90%以下(結露なし)
寸法(高さx幅x奥行き)※18VIS / NIR/ NIR2: 5.6” x 6.5” x 15.0” (142 mm x 165 mm x 381 mm)
IR / MIR: 7.5” x 6.5” x 15.0” (191 mm x 165 mm x 381 mm)
重量14 lbs (6.3 kg)
電力要件90〜264 VAC、47〜63 Hz、最大50 VA
保証5年

※1 パルスレーザーでの操作は、誤ったスペクトル機能の形でアーチファクトを引き起こす可能性があります。これらのアーチファクトは、平均化することで減少します。
※2 14μmまでの動作可能なMIR。12μmを超えた場合、保証されません。
※3 信頼性レベルが99.7%以上での測定の最大波長誤差として定義。
※4 FFT分析に近似ブラックマンウィンドウ関数を使用。
※5 波長計モード:771A-1 GHz(FWHM)未満のレーザースペクトルバンド幅。
771B-10 GHz(FWHM)未満のレーザースペクトルバンド幅。
※6 スペクトルアナライザーモード:波長軸はシステムの精度仕様に合わせて調整されます。
※7 光信号の半値全幅で測定された全幅(FWHM)として定義
※8 他のウィンドウ関数を使用して、2 GHz(IRの場合は4 GHZ)のスペクトル分解能を使用できます。波長精度と光阻止比が低下する可能性があります。
※9 nm、μm、cm-1の単位のデータは、真空値として示されます。
※10 CWレーザー、FWHM <10 GHz、最小入力パワーの10,000倍(MIRの場合は1,000倍)の単一測定用。
※11 コアド平均化機能を使用してノイズレベルを低減し、光学的除去比を改善できます。
※12 保証なし
※13 約1 dBの信号対雑音比を達成するために必要な光パワー。
※14 特定の波長での感度は、771シリーズの製品詳細パンフレットのグラフから決定できます。
※15 動作波長範囲全体にわたってスペクトルを生成する時間。狭い範囲の使用により、測定時間を1秒に短縮可能です。
※16 必要なビーム高さは5.4±0.25インチ(IR、MIR)
※17 Windowsベースの表示プログラムで使用します。 SCPIとのインターフェイスは、任意のPCオペレーティングシステムを使用して実行できます。
※18 IR、MIR機器の高さは調整可能(7.25±0.25インチ)

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