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ブリルアン顕微鏡 – 低ASEノイズ 780nm/785nmレーザー

Skylark Lasers

Skylark Lasers社の780 nm/785 nm CWレーザーは、ブリルアン顕微鏡法・分光法に最適です。この波長域で比類のない低ノイズを実現し、さらに狭線幅スペクトルで、弱く複雑なブリルアン散乱を効率的に検出できます。

ブリルアン顕微鏡とは

ブリルアン顕微鏡(Brillouin microscopy)は、機械生物学(メカノバイオロジー)において、細胞や組織の力学的特性を非侵襲で光学的に測定する技術です。同様の原理を用いたブリルアン分光(Brillouin spectroscopy)では、光と物質の相互作用を通じて弾性率や粘性の情報を取得できます。
生組織に適した近赤外領域 の光源の多くは、ASEノイズが課題でした。Skylark Lasers社の780nm/785nm DPSSレーザーは、この課題を解決する超低ノイズ、狭線幅レーザーで、弱く複雑なブリルアン散乱を明らかにするために必要なスペクトル純度を提供します。

Skylark Lasers によるブリルアン顕微鏡の近赤外領域への展開

Skylark Lasers の単一周波数 DPSSレーザー NXシリーズは、UVおよびNIR領域で高安定性かつ低ノイズの光源を提供し、ASEノイズ -80dB未満、パッシブ線幅 13kHz/1ms未満を実現しています。
高い光出力と卓越したスペクトル純度は、特に弱いまたは複雑な散乱特性を有する試料において信号強度を向上させるために不可欠です。Skylark NX DPSSレーザーは、一般的な増幅ダイオードレーザーシステムに伴うノイズや不安定性の課題を克服し、また調整なしでも堅牢な性能を提供するように設計されています。ファイバ出力時でも効率的に高い出力とスペクトル純度が得られます。
 

高いスペクトル純度

単一周波数動作と狭線幅の組み合わせでスペクトルの広がりを低減し、ブリルアン測定の信号対雑音比(SNR)、信号解像度、ピークの鋭さを向上させます。

高い長期安定性

波長出力と出力強度の一貫性を維持し、測定変動を低減します。

本質的にクリーンなビーム

フィルタやモードクリーニングなしで低ノイズとスペクトル純度を実現します。

コンパクトで高いエネルギー効率

Skylark NX DPSSレーザーは、熱発生を最小限に抑えたエネルギー効率の高いシステムで、コンパクトな筐体から高出力を供給します。そのため分光器や他のブリルアン装置への統合などの機器組込に適しています。

長寿命

長時間の稼働でも安定した波長と出力を提供しますので、運用コストとメンテナンスコストを削減できます。

780nm/785nm CWレーザーによるブリルアン顕微鏡応用

Skylark NXレーザーは、ブリルアン顕微鏡およびブリルアン分光アプリケーションに適した、低ASEノイズとクリーンなビームを提供します。波長 780nm または 785nm、最大出力パワー 400mW で、ブリルアン技術に必須の高いスペクトル純度を提供します。

  • ブリルアン顕微鏡による機械生物学(メカノバイオロジー)研究
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