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ナノ構造光学 メタレンズ

Moxtek

最小70nmピラー構造とØ200mmウェハ対応のフラット光学素子で、薄型・軽量ながら高い光学性能を備えています。可視光から近赤外までの波長に対応し、メタレンズならではの自由度の高い光制御が可能です。カメラモジュール、AR/VR、センシング、イメージング、照明光学など幅広い用途でご利用いただけます。

メタレンズ

Moxtekのメタレンズ/メタサーフェス光学は、ナノ構造技術によって従来の厚く重いレンズをフラットでコンパクトな光学素子として実現する製品です。可視光から近赤外までの波長に対応し、設計・試作からウェハレベルの量産、評価、パッケージングまでを一貫して行っています。標準的な可視メタレンズプレートに加え、用途に応じたカスタム設計やナノ構造デバイスの量産にも対応します。

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フラット光学を実現する高性能メタレンズ技術

  • ナノ構造によって光の位相を精密制御し、従来レンズを大幅に薄型・軽量化
  • 光学性能を維持しながら、レンズをフラット化できる点が最大の特長

可視〜近赤外まで対応した幅広い波長設計

  • 可視光から近赤外までの領域で動作するメタレンズ設計に対応
  • 小型光学機器やイメージング用途に適した高い設計自由度

ウェハレベルでの量産に対応した製造技術

  • Ø200mmウェハに対応したナノインプリント(NIL)量産プロセスを採用
  • 最小70nmクラスの高解像度パターン形成が可能で、メタ光学素子を高再現性で製造

標準品とカスタム品の両ラインナップ

  • 可視メタレンズプレートを標準品として提供
  • 用途に合わせたカスタム設計やナノ構造デバイスの製造にも対応

メタレンズ/メタサーフェス光学は、光を精密に制御できる特性から、さまざまな分野で応用が急速に広がっている技術です。
薄型化・軽量化と高い光学性能を両立できるため、従来レンズでは難しかった用途でも採用が進んでいます。

  • イメージング・カメラ光学(モバイル、産業用、マクロ/顕微鏡)
  • AR/VR/MR向け光学系(ウェアラブル・近眼ディスプレイ)
  • センシング・3D認識(深度検知、ロボティクス、生体認証)
  • 光制御・ビーム整形(レーザービーム整形、集光・拡散)
  • 医療・ライフサイエンス(内視鏡、バイオイメージング)

標準品(Visible Metalens Plates)

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「ナノピラー群による位相制御構造(マクロ拡大図)」
※こちらの画像は、製品内に形成されたナノ構造を拡大撮影したものです。

項目標準品(Visible Metalens Plates)
設計波長532 nm / 632 nm
対応波長帯420 – 670 nm(ARコート適用範囲)
レンズ径1 mm / 4 mm
焦点距離0.5 – 10 mm(モデルにより異なる)
数値開口(NA)NA 0.196 / NA 0.707
基板Eagle XG ガラス、0.7 ± 0.07 mm厚
ARコーティング可視光ブロードバンドAR(420–670 nm)※裏面側に適用
外形20 × 20 mm プレート(メタレンズアレイ搭載)
保護コーティングOvercoat™ によるメタ面保護
アパーチャ吸収型または反射型アパーチャ(標準で適用)
耐熱性200°C / 1000時間以上(テスト条件による)

カスタム対応(Metalens Foundry / NanoStructure Solutions)

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  • 任意波長(可視・近赤外・赤外)でのメタレンズ設計
  • 最小70 nmクラスのメタアトム/ナノパターン形成
  • Ø200 mmウェハ対応のナノインプリント量産プロセス
  • 焦点距離・レンズ径・NA を自由に設計可能
  • DOE/導波路/フォトニック結晶など他ナノ構造デバイスも製作可能
  • 100%検査による光学性能評価・パッケージング対応
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