SMARTSPLICER™|高精度&高出力のガラス・ファイバ融着加工システム
シングルモード・マルチモードファイバはもちろん、グラジエントインデックス(GRIN)ファイバ、フォトニッククリスタルファイバ、エンドキャップ接合、モードフィールドアダプター、ポンプコンバイナーなどの高度な光学部品の製造もスムーズに行えます。
特許技術Axicon Splicing™で実現する高精度な加工技術
特許技術Axicon Splicing™を搭載しています。レーザービームをリング状に成形し、加工対象全体に均一な熱を分配することで、局所的な熱ダメージを防ぎながら、高精度なスプライシング・テーパリング・レンズ形成を可能にします。さらに、レーザーリングの直径やプロセスパラメータをソフトウェアで自由に制御できるため、試作から量産まで柔軟に対応可能。
- 精密なファイバー位置決め&アライメント機構で、一貫した品質と高い再現性を確保
- 高度なソフトウェア制御で、加工プロセスの最適化が簡単に
- 従来の加工方法と比較して、熱影響が少なく、より高精度な仕上がりを実現
あらゆる加工環境に対応可能な柔軟設計
SMARTSPLICER™は、横向き(水平)・縦向き(垂直)の両方で操作可能。特に垂直配置では重力を活用し、テーパリングやレンズ形成の精度を向上できます。またインテリジェントツールホルダーを搭載しており、用途に応じたカスタマイズが可能。光ファイバ加工の現場で、これまでにない柔軟性と生産効率を提供します。
エンドキャップ接合
写真提供:Fraunhofer IOF
SMARTSPLICER™ は、多用途なエンドキャップ接合ツールです。上の右画像は、Axicon Splicing™ テクノロジーを使用して実行した、典型的なマルチモードファイバとエンドキャップの接合の高解像度写真です。左側は、ファイバとエンドキャップ接合の顕微鏡写真です。二重のリングは閉じた隅肉溶接で、高いメカニカル強度を示しています。
左から順に PCF / エンドキャップ接合、エンドキャップ・スプライシング、指向性エネルギー&ファイバアレイ スプライシング用エンドキャップへのマルチファイバ・エンドキャップスプライシング
テーパー加工、ガラス加工
写真提供:Fraunhofer IOF
中心が潰れたテーパー状キャピラリの写真。キャピラリのテーパー加工は、バンドルファイバやさまざまなファイバコンバイナの作成において重要です。
テクニカルデータ | |
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熱源 | リング状CO2レーザービーム |
レーザーセーフティ | 緊急レーザー切断 クラス1(オプションでクラス4対応) |
ビーム成形 | レーザーリングの焦点と直径をオペレーターが直接制御 |
ビーム制御 | 高い出力安定性 オプションでフィードバックシステムを装備可能 |
ファイバ径 | 80 µm to 2500 µm |
スプライスロス(代表値) | < 0.1 dB |
スプライス長(代表値) | オリジナル素材と同じ |
エンドキャップ径 | 1 to 60+ mm |
カメラ | アライメント用サイドビューカメラ2台 視野 水平2.68mm、垂直3.56mm オプション:エンドキャップ位置合わせ用ボトムビューカメラ、 PMおよびPCFファイバーアライメント用エンドビューカメラ |
測定機能 | カメラによるプロセスおよび最終部品の測定 プロセス制御用力センサー オプションの追加測定装置 |
ツールホルダー(オプション) | NYFORSファイバホルダー エンドキャップホルダー PMおよびPCFファイバー用ローテーター |
X/Yステージ分解能 | 0.02 µm |
Zステージ分解能 | 0.1 µm(オプション0.025 µm) |
最大Z移動範囲 | 180 mm以上 |
デバイス制御 | 内蔵コンピュータと専用ソフトウェアによる完全制御 USB接続 オプション:ネットワーク機能、PCIエクスプレスカード |
電源 | 100 – 240 V AC |