高精度・高効率 自動ファイバカッタ
AUTOCLEAVERシリーズは、標準・LD光ファイバの切断時に平坦なファイバ端面を得るための様々なモデルを備えた包括的な製品です。すべてNYFORS社の実績ある特許取得済みのテンションおよびスクライブ切断プロセスに基づいています。クラッド径80~1000μmの範囲で、標準・特殊・大口径光ファイバの高精度切断に対応するために、種々のモデルがそれぞれ最適化されています。共通の特徴は、自動切断プロセスによる、大量生産環境における安定した結果と高い生産性です。低メンテナンスで長期間の稼動が可能で、オープン・インターフェースの採用により自動生産システムへの組み込みも容易です。フジクラ、古河/FITEL、Vytranの融着接続機で使用可能なファイバホルダソリューションをご用意しています。LDFシリーズ専用の回転式クランプにより、最大15度までの切断も可能になります。
モデル | AUTOCLEAVER™ | AUTOCLEAVER LDA™ | AUTOCLEAVER LDF™ | AUTOCLEAVER LDF-M™ | |
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クラッド径 | 80 – 230 µm | 230 – 800+ µm | 230 – 1000 µm | 80 – 600 µm | |
コーティング径 | 160 – 900 µm | 250 – 1000 µm | 250 – 1000 mm | 160 – 1500 µm | |
モデル | AUTOCLEAVER S1™ | AUTOCLEAVER S2™ | MINICLEAVER™ | ANGLE CLEAVING UNIT™ | AUTOPREP 2™ |
クラッド径 | 80 µm or 125 µm | 80 – 600 µm or 230 – 1000 µm | 125 – 400 µm | 230 – 800+ µm | 80 – 125 µm |
コーティング径 | 160 – 400 µm | 165 – 1500 µm | 250 – 640 µm | 250 – 1000 µm | 160 – 400 µm |
AUTOCLEAVERシリーズスペック比較シートダウンロード
高精度な切断性能
NYFORS社の自動ファイバカッタは、極めて低い切断角度誤差と滑らかな端面を実現する設計が特徴です。これにより、ファイバ接続の損失を最小限に抑えます。
- 切断角度誤差0.3度未満(モデルによって異なる)で均一な品質を確保
- 高品質なダイヤモンドブレードを使用し、摩耗を最小限に抑え長寿命を実現
- クラッド径80~1000µm対応で、多様なファイバサイズに適応
- 自動センタリング機能により、作業の一貫性と再現性を実現
- 端面の平滑度が高く、追加の研磨作業不要で効率的な接続が可能
完全自動化による作業効率向上
作業者のスキルに依存せず、誰でも簡単に高精度な切断を実現できます。ボタン操作やタッチパネルを活用した直感的なインターフェースにより、短時間でのセットアップと操作が可能になります。
- ワンタッチ操作で迅速かつ確実な切断が可能
- 自動ブレード調整機能により、均一な切断品質を維持
- カット後のファイバ端面の自動評価機能(モデルによる)で品質管理が容易
- データログ機能搭載で、作業履歴の管理や品質保証が容易
- USB・Ethernet対応で、外部システムとの連携もスムーズ
メンテナンス性と耐久性の向上
長期間の使用を考慮し、メンテナンスの負担を最小限に抑えた設計。ダイヤモンドブレードの長寿命化や、自動廃棄物処理機能などにより、運用コストを抑えつつ高い耐久性を確保しています。
- 長寿命ダイヤモンドブレードにより、頻繁な交換が不要
- 自動廃棄物収集機能で、作業スペースをクリーンに維持
- モジュール設計により、部品交換が容易でダウンタイムを削減
- 頑丈なアルミニウム筐体を採用し、長期間の使用にも耐える構造
- 低消費電力設計で、環境に優しくコスト削減にも貢献