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2024/12/02

【新規取扱メーカー】Fluence Technology フェムト秒ファイバレーザー

堅牢・高安定性フェムト秒ファイバレーザーの提供を開始

株式会社日本レーザーは、2024年12月1日付で、ポーランドのフェムト秒ファイバレーザーメーカー Fluence Technology社と、日本における販売代理店契約を締結いたしました。
 
Fluence Technologyのフェムト秒ファイバレーザーは、極めて安定性が高く、衝撃や振動に対する高い耐性をもつ、マイクロマシニング向けの低メンテナンスシステムです。
 

オールファイバ構成

Fluence Technology のレーザーシステムはすべて、可能な限り自由空間光学系を廃して、ファイバを最大限に活用したデザインです。1030 nm 超高速オシレータは、SESAM など劣化しやすいコンポーネントを排除したパッシブ干渉モードロックを採用した、オールファイバ技術で構築されています。この構成は堅牢性に優れ、比類のない安定性と環境耐性を実現しています。
 

広い稼働温度範囲

Fluence Technology の製品やコンポーネントは、環境チャンバで動作テストされ、非常に広い温度範囲で良好に動作することが確認されています。既定の周囲温度範囲は 15~50℃ ですが、一部要素は -10 ~100℃ で動作テストされます。
 

高い衝撃耐性

Fluence Technology では、振動プラットフォームでの動作テストも実施しています。Fluence Technology の重要なシステムである1030 nm 超高速オシレータは、最大加速度 40G 下での動作テストでも、出力と繰返し周波数が安定しています。
 

高度な診断

Fluence Technology の製品テストには、最先端の診断装置を使用しています。コンパクトなリアルタイム・オートコレレータおよびスペクトル位相干渉計は、テストで使用している製品を、お客様にも提供しています。他の検査デバイスも順次追加予定です。
 

Fluence Technology について

Fluence sp. z o.o. は、ポーランドの学術機関で開発された最先端のオールファイバ・フェムト秒技術を商品化するため、2016年に4人のスペシャリストによって設立されました。設立者はそれぞれが補完的な分野を専門としながら、堅牢で安定性が高くストレスのない独自の超高速レーザーシステム開発への情熱を共有しています。彼らはFluence Technology設立の13年前、2003年という早い時期から超高速ファイバ技術に献身的に取り組み、独自のオールファイバ技術によって、フェムト秒レーザーの高安定化と、衝撃・振動への高い耐性を実現しました。
現在、Fluence Technology は、レーザーシステム、フォトニクス、組込みシステム、ソフトウェア、シミュレーションとモデリング、エレクトロニクス、マイクロマシニング、超高速分光法など、多彩な分野にわたるエンジニアと研究者のチームで構成され、さらなる差別化に向けて意欲的な開発を続けています。
 

本件に関する問合せ

株式会社日本レーザー 営業本部
E-mail: indus@japanlaser.co.jp
 

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