光回路スイッチ 光トランシーバーフェイルオーバー

光回路スイッチ。 複数の400G光トランシーバの間でフェイルオーバーシステムの構築が可能。小型の省スペース、1W未満の低電力な省エネタイプでシステムのエネルギーコストを大幅に削減することが可能です。異常検知・自動バックアップ切替機能によりネットワークの信頼性向上を実現させます。幅広いトランシーバー技術をサポートし柔軟な拡張性で多様なネットワークへの導入が容易です。
光回路スイッチR.O.C.S ™2 の概要・メリット
光回路スイッチ“R.O.C.S.™2”はOCS(Optical Circuit Switch)です。複数の400G光トランシーバ間でフェイルオーバーシステムの構築を可能にします。主要な光トランシーバーと互換性をあるように設計されており、ホストシステムとのUSB接続により電力供給とリモート管理が可能です。
R.O.C.S ™2 導入のメリット
省エネ・省コスト
R.O.C.S.™ 2 デバイスを導入するメリットは二つあります。一つは、 R.O.C.S.™ 2 が提供する自動スイッチングにより、光リンクがすばやく復旧するため、故障による想定外のダウンタイムや損失を削減することができることです。さらに、多くの場合、本デバイスが1台あれば、ネットワークに追加でネットワークスイッチやトランシーバを導入する必要はありません。これらのネットワーク機器は高価で、消費電力も多くエネルギーコストも高くなります追加が不要であるためこれらのコストを削減することが出来ます。二つ目に、小型でコンパクトな本デバイスは1W未満で動作するため、デバイス自体での消費電力と冷却要件を削減することが可能です。システムがピーク時に24時間365日稼働が可能。高い電気料金を考慮すると、年間で数百万ドル単位の節約に貢献することも可能です。
信頼性向上
R.O.C.S.™ 2 デバイスは、接続不良による電力低下、加熱保護、光ファイバーリンクの中断などの異常を検知すると、自動的にバックアップ用トランシーバに切り替わります。これにより、安定した信頼性の高い接続を確保することができます。デバイス監視機能によって、異常をネットワーク管理者に通知し、ネットワークに影響を与える前に措置を取ることができるため、ダウンタイムを最小限に抑え、ネットワークを中断することなく利用することが可能です。さらに、リモート管理インターフェイスは診断データをリモートで送受信する機能をサポートしています。これにより電力レベルが所定の閾値に達した場合、警告を出すことに使用することが可能です。
優れた接続性・互換性
R.O.C.S.™ 2 デバイスは、ほとんどの主要なブランドのシングル及びデュアルファイバトランシーバと互換性がある様に設計されています。シンプレックスまたはデュプレックスLCコネクタ、低損失が特徴で、シングルモードとマルチモードが利用いただけます。ホストシステムとのUSB接続により、電力供給とリモート管理も可能です。
優れた拡張性
R.O.C.S.™ 2 デバイスは、幅広いトランシーバ技術をサポートすることで、ネットワークを迅速かつコスト効率よく拡張することができます。同一ネットワーク内の複数機器を接続する際にR.O.C.S.™ 2 デバイスを使用することで、ルーティングハードウェアを追加する必要はありません。さらに、R.O.C.S.™ 2 デバイスは様々なトランシーバ技術に対応しており、 多種多様なネットワーク機器に導入が容易で、より柔軟で汎用性の高いネットワークが構築が可能です。
省スペース スモールフォームファクター
R.O.C.S.™ 2 デバイスは、コンパクトな大きさ(7cm × 5cm)に設計されています。狭いスペースでも簡単に設置することでき、ラック内の他の機器のスペースを確保することができます。
ファンレス設計
R.O.C.S.™ 2 デバイスはファンレス設計あるため、積み重ねて使用することもでき、同じスロットに複数のデバイスを組み込むことが可能です。従来のスイッチと比べて、ファンレス設計のため、熱や埃などの環境要因の影響を受けません。
- AI/HPCデータセンターにおける自動フェイルオーバー
サーバー側
スイッチ側
項目 | 数値・機能 |
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消費電力 | < 0.5 W |
挿入損失 | < 1.5 dB |
帯域幅 | 1260 nm to 1620 nm |
偏波依存性損失 | < 0.1 dB |
クロストーク | < -60 dB |
スイッチ時間 | < 10 ms |
その他機能 |
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